依存から抜け出すにはどうしたらいいんだろう?【僕らはそれに抵抗できない】

書評

こんにちは!

よくYouTubeの関連動画のループにハマってしまうkusaです。

本日はずっと前に読んだ本で最近読み直しました、「僕らはそれに抵抗できない」という本について記事を書きたいと思います。

人間は何かに依存する生き物ですので、多少は仕方ないのですが、よくビジネスに応用されたりしています。

知っておくことで回避するきっかけになると思いますので、知識として知っておくといいかもしれません。

どんなことが依存症に注意と言われている?

”スマホ、SNS、動画、ゲーム、ギャンブル、麻薬、アルコール、恋愛、暴飲暴食、買い物、仕事、運動”

と、少し考えただけでも世の中には依存しやすいことはたくさんありますね。

とはいえ、本人が楽しいと思っていて適度にやっている分には全く問題はありません。

むしろスマホなどの仕事に繋がるような部分も多くあるためうまく活用できれば良いことだとも言えます。

恐いのはコントロールが効かない状態

上で例にあげたことですが、脳の構造上では根っこの部分では依存度や危険度はどれも同じです。

麻薬 = 恋愛 = ギャンブル

など、どれも中身は大きく異なりますが本質の部分では同じということです。

これらはのめり込みやすく身を滅ぼす危険があります。

ここで、依存の定義ですが、

依存とは:自分にとって害になるのに、本人の生態において欠かせないものとなり、自力でやめられなくなった体験に対する、過剰で機能不全な執着のこと

僕らはそれに抵抗できない

ということです。

行動嗜癖

行動嗜癖とは、「〇〇をせずにはいられない」という強い依存状態のことを指します。

例えば、

  • アニメを一気見して睡眠時間が短くなり仕事中にすごく眠い
  • 投資やギャンブルに熱くなりお金を突っ込み過ぎる

などです。

私はどちらも経験済みです。

やっている最中は快楽物質であるドーパミンが大量に分泌されるため、気分が良くなったり、夢中になります。

やっている最中は良いですが、問題はこの後で、脳のドーパミン量の調整が始まり、強烈な枯渇感に襲われます。

私がよく体験しているのは、YouTubeを閉じる瞬間に寂しさを感じることですね。

  • 昨日のギャンブルでの負けを取り返したい
  • 早くゲームがしたい
  • もっと動画がみたい

なども、枯渇感の典型的な症状であると言えます。

ここでまだ歯止めが効くのであれば心配いりません。普通の人ならこれくらいは経験があるからです。

ここでさらに、

依存行動の量が増える。

脳に耐性ができて少しじゃ満足できない。

でも、それなしでは生きて行けない

となると無限ループの世界に突入してしまいます。

「好き」と「欲しい」は違う

これらは似ていますが全くの別物です。

例えば、薬物依存の場合、

薬物の成り立ちや製作者がどんな思いで作ったのか?ということまで含めて好き、という人も中にはいるのかもしれませんが、たいていの人は「依存していて欲しくてたまらない」だけなのだろうと思います。

また、お金も似たようなものかもしれませんね。

  • とにかく欲しい
  • 生活が全てぶっ壊れようが欲しい

これは好きとは全く違いますよね。

人の意思決定のプロセスは「好き」ではなく「欲しい」に引っ張られます。

それくらい人間の欲しいという力はとても強いです。

あなたの今やりたいこと、「好き」と「欲しい」どちらですか?

依存症の6つの罠

人間を操る「目標」というツール

目標は人間を操るツールにもなりえます。

遥か昔、食料を手に入れる、子孫を残す、安全に暮らすを達成して、生き延びてきた子孫が私たちだからです。

よって、私達は目標を達成したくなる脳の構造をしています。

後少しで達成しそうな目標は人間に目標を達成させたいと思わせやすいです。

身近な例でいうと、

  • ゲーム:レベルが上がりスキルが身に付く
  • SNS:ファロワー数、いいね!

そして恐ろしいことに、それらに天井はありません。

仮に依存してしまうと、毎日画面に映し出される数字に一喜一憂し、どんどん次の目標が出てくる。

そして、上には上がいて限りなくいて、羨ましいと思えるとても充実してそうな日々の投稿をしている。

気がつけば慢性的な敗北状態を感じる体になっている。

まさに地獄です。

私自身も昔から近い状態になりそうになるときもあります。

人と比べるもんじゃないことは頭で分かっていてもこういうことが起きてしまいます。

ランダムな報酬

さきほどと重複する部分もありますが、SNSに投稿した内容にいいね!がつきますね。

人から褒められるや認められるというのは、人間の承認欲求を刺激する報酬です。

人は社会性のある生き物で、単独で暮らすと他の人間から敵判定をくらい、生きていくのに支障をきたした時代の名残でもあります。

確実な報酬 < 予測不能な報酬

給料よりギャンブルで稼いだあぶく銭の方が嬉しく感じてしまうのは、脳の報酬系回路の仕業です。

狩猟採集民のころのホモサピエンスは、いつご飯が食べられるか分かりませんでしたから、獲物がいたときにドーパミンを出して体に活力を漲らせないと、獲物を捉えることができず、生き残れませんでした。

これらの「依存」の裏を返すと、元々は人間が生き残るために先人たちが身に着けてきた能力が悪い形で出てしまっているのでしょうね。

段階的に進歩・向上していく実感

進歩の実感を得られる仕組みは人を依存させてしまいます。

前に進んでいるときというのは楽しいですもんね。

例)ゲームのレベルに応じた敵、SNSのフォロワー数

程よい難易度

少しづつ難しくなっていくので、ユーザーは飽きずにやることができます。

世の中のサービスで特にネット系のビジネスは、いかに利用者に夢中になってもらえるか?を考えてサービスの滞在時間が長くなるように設計してあります。

誰もが苦労せずに簡単に始められて、どんどん上手くなり、先に進めることを味わえるサービス。

そんなサービスどう考えても使いたいですよね。

ソーシャルゲームやネットゲームなんかはこれが顕著であると思います。(私はやりませんが課金でチート級のことができる)

利用者を飽きさせない2つの要素というのがあり、それは、スキルレベルと難易度なのですが、徐々に難易度を増していくタスクなんかを散りばめる等の工夫してうまく使っていますね。

クリフハンガー(崖にぶら下がる者)

動画で続きが気になるように終わるように作られますよね。

ドラマやアニメでよく見ますが、登場人物が絶体絶命のピンチになったり、伏線を回収しそうな場面を見ると続きが気になり見ずにはいられません。

また、クリフハンガーに行動嗜癖を誘発する工夫で、

  • 自動再生、関連動画

があります。(私がハマっているのはこれだ・・・)

次の話を見るかどうかを視聴者が決める前に次の動画を流します。

これはすなわち、人間から意思を奪うことにつながり、結果として一日中動画を見続けてしまうことになりかねません。

社会的な相互作用

HipstamaticとInstagramの例が本書で挙げられていました。

両者はカメラアプリでカメラ機能に性能の差はほとんどありません。

順番としては、Instagramの方が後に出ました。

両者一番の違いは、Instagramには、SNS(ソーシャルネットワーク)機能がついていました。

結果、ご存じのとおりInstagramが現在は主流ですね。

人と繋がり、人と比較し、人に共感されたい

人の承認欲求に働きかけ人間の抗えない本能を刺激する機能がふんだんに組み込まれています。

今すぐできる解決策

依存が発生しないように環境を作りあげて環境の力に頼りましょう。

●行動嗜癖を無くす3つのコツ

  • 1,物理的に距離をとる
  • 2,かわす
  • 3,この記事で得た知見を活かしてやりたいことに利用する

物理的に距離をとる

依存しているアプリをスマホ画面に表示させないようにしましょう。アンインストールするくらいで良いと思います。

寝室や食事の場にはスマホを持ち込まずに、物理的に視界に入れないようにしましょう。

これは、人間は近くにあるものや人に惹かれやすい修正がありますので、誘惑を絶ちたいなら距離を取るのは有効な手段です。

かわす

ネット動画の依存性に対抗する手段として特に有効です。

ネット動画の無限ループから抜け出すには、

  • クリフハンガーが発動する前に視聴をやめる
  • 発動後に続きを少し見てやめる

ことです。

自分の意思を奪われないで下さい。

AIのペースに乗らないで下さい。

行動嗜癖という呪いに気をつけて下さい。

そこまでいかなくても時間を搾取されている自覚を持ちましょう。

この記事で得た知見を活かしてやりたいことに利用する

自分がやりたいけどなかなかできないということがあると思います。

依存症ビジネスで応用されているように、自分がどうしたらハマってできるかを考えて是非応用してみて下さい。

これが仕組みかできると大きく成長できますしビジネスとして展開も可能でしょう。

参考文献

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