こんにちは!
私は現在工場で働いていますが、大きな会社の体質を引き継いでいる中小企業にあたる会社です。
大きな会社の子会社でありますが、働いているうえで変わって欲しいと思う部分がありますので、大きい会社で働かれている方はあるあるかもしれませんが、そういう現状を記事にします。
最初に書いておきますが、この文章の中で会社を批判したくて書いているわけではありません。
会社には感謝しかなく、ただ、改善の余地がまだまだある部分であるということをご理解下さい。
末端の従業員まで情報が回ってこず全体的に知識が不足している
きちんとした教育や研修を受けさせてもらえるのが一部の役職を持っている人か新卒で入社した人に限られます。
従業員が作業をする範囲以外の知識は必要なく、全体をまとめる人だけ教育をすればいいという考え方なのだと思いますが、現場で話をしていて少し知識があるだけで回避できたであろうという問題に出会うことも多いです。
仕事のモチベーションが高い人には、誰でも知りたい情報にアクセスできる環境や教育の機会が増えてくれればいいなと思います。
仕事を通して成長する機会がほぼない
会社の8割以上の従業員が毎日同じ作業をし続けて一日が終わるという仕事の流れのため、人材の市場価値という点において、他社では通用しないスキルなので、転職は結構苦しくなるかもしれません。
ただメリットもあり、労働時間が厳しく決まっていますので、仕事が終わった後を利用する等の努力をすれば、スキルや副業は十分可能となっています。
仕事にそんなにこだわりがなく、プライベートな時間を大事にしたい人にはいい環境でありますが、若い人や仕事をバリバリやって成長したいという人には向かない環境といえます。
配属ガチャがある
基本的に自分で所属したい部署は選べず、結構人間関係も固定されています。
個人の希望を聞いていたら会社が回りにくくなるのでしかたがない部分ではあります。
情報がクローズ
とにかく自分の会社の情報でも末端には降りてきません。
大きい変化点でも急に告知されてやらなきゃいけなくなりビックリすることもしばしばあります。
そうした情報は偉い人たちには共有されているので、情報を得るために大事なことは、世間話をしたり、飲み会に顔を出すなど直接コミュニケーションを取ることであります。
よって、飲み会が苦手な人、頻繁にコミュニケーションを取る機会がない人との間で情報格差が生まれることになる側面もあります。
これだけIT技術が発達している状況なので、ツールもたくさん普及している中、さきほども述べましたが、隠さなきゃいけない情報以外の部分は見える化をしておいてくれると情報格差が縮まるのではないかなと思います。
現場作業と間接作業の仕事量の格差がある
製造の現場では、製品を1本作るのに時間が決められており、遅れると後工程の人に迷惑がかかってしまいます。そんな状況の中ミスをせずに品質もきちんと保証しなくてはならないため、非常に大変な仕事であります。
そんな状況の中で仕事をしていますから、ちょっとした息抜きなんかもできません。
そこまで詳しくは書きませんが、体的にきついのは製造ラインで仕事をしている人だと思います。
多様な個性は尊重されない
これも仕組み的しかたがありませんが決められたことを黙ってやる方式です。
息が詰まると働きづらさを訴えて、辞めて行かれた方もいました。
きつい割りには何も身に付くものがないため、「自分は何もできない」と自信を失っていく人もいる多いのではないでしょうか?
大きい会社の仕組みを変えるには日本の社会構造を変えないといけない
日本は、年功序列、終身雇用の仕組みで動いており、また、多くの人が関わって動いている仕組みなので変えていくには専門性も必要だし人を動かすパワーも必要です。
日本の高度経済成長を支えた仕組みであり、このおかげで高い生産性を出し続けてきた側面もある一方で、時代も令和ですので、変えられるところから少しずつで変えていくしかありませんね。
今日のまとめ
大きいものづくり会社の一番のメリットは安定で、記事に書いたデメリットが存在する

