こんにちは!
今の自分が10歳若かったらIT企業のエンジニアになりたいなと思っているkusaです。
少し前(19年11月~20年5月)にテックエキスパート(TECH::EXPERT)夜間転職コースというプログラミング学習サービスで教室に通って学習していましたので、そこで学べたことと感想を記事にしたいと思います。
このコースは仕事をしながら平日の夜間と土日で学習することを想定されたコースで期間は半年間です。
完結に言いますと、学習でプログラミングの基礎を身に着けた後に転職まで面倒をみてくれるコースです。
学習の進捗につきましてはコースによって違うと思いますので、違うコースについては他の方の記事をご参照下さい。
※現在はテックキャンプ・エンジニア転職という名前になっております。
どんなことが学べるの?
スクールオリジナルのカリキュラムが用意されていて自分のペースで学習を進める形式になっていました。
進捗状態は同期内で共有され、みんなはどれくらい進んでいるのか?どれくらい学習したのか?などがひと目で分かるようになっていました。
また、学習で学んだことや先輩受講生から聞いた情報などをスラックを用いて、終礼等の時間に同期内で共有・アウトプットできるように工夫もされています。
カリキュラムの内容
基礎カリキュラム(約1ヶ月)
- 学習の効率の良いmac bookの設定について
- 必要アプリのインストール ex.) スラック、VSコード等
- テキストエディタの使い方
- HTML CSS Ruby railsの基本を手を動かしながら実際に動くアプリを作る
得点の7割以上を取り、テストに合格すると応用カリキュラムへ進めます。結構難易度は高くて私は3回再試験をやりました。
応用カリキュラム(約2ヶ月)
- SQL文 haml scss git 正規表現の基礎
- git hubの使い方
- チャットアプリを開発
- ↑を本番環境(AWS)にデプロイ(納品してLGTMをもらうのがノルマ)
チャットアプリを本番環境にデプロイ(実際にネットからアクセスして使える状態になる)して動作確認の問題がなければ合格です。
応用カリキュラムから難易度が急上昇します。
カリキュラムもヒントは出してくれますが、完全な答えというのは教えてくれなくなります。
エラーも頻発し戸惑いまくってました。
期限の1週間前にどうにか合格することができました。
個人アプリ開発 (3ヶ月目にみんなの前で発表)
応用カリキュラムと平行して個人アプリ開発をしてみんなの前で発表します。
創意工夫の余地がありますが、すべて自力でコードを書き、メンターさんは何も教えてくれませんのですごく大変です。
ですがこれがあったから成長できたという人が多いのも事実です。
チーム開発 (2ヶ月半)
2人~6人程度のチームが選ばれ、スクラムを用いたアジャイル開発でフリマアプリの開発を行います。実際の仕事の現場のエンジニアさんと同じ環境を想定しての開発を行います。
タスクはTrelloというタスク管理ツールを用いてチーム内で共有します。分からないことも基本的にメンターさんに頼らずにチーム内で助け合って解決するようになります。
特に夜間の人は仕事と両立している人が多いため、教室内では会えない人も出てきます。
そんな中で、一日の進捗状況をスラックで報告しあったり、いい記事があれば共有したり、Zoomで時間を見つけてビデオ通話をしてプログラミング以外にも仕事はどうか?など情報の共有を図るなど工夫をしました。
私は、DB設計とユーザー新規登録(フロントエンド、バックエンド)、ユーザーマイページ(フロントエンド)、パンくず(サーバーサイド)を担当しましたが、基礎が理解できていなかったためめちゃくちゃ苦労しました。
また、新型コロナとも時期が重なってしまい、これまで経験した事ないくらいに本業が忙しかった時期でした。
両立もすごく大変でしたが、ライフコーチを始め、たくさんの人に支えられてどうにか乗り切ることができました。今考えるといい経験になりましたね。
チーム開発は、テックキャンプに通う一番の意義であり、様々な人間ドラマに遭遇することでしょう。やっていることの難易度が高いため簡単ではありません。人間関係のトラブルも出てきて当たり前の状況に追い込まれます。
ですが、独学ではこういう学習方法や体験はなかなかできませんので貴重な思い出となりました。
転職活動 (チーム開発修了 〜 1年間)
カリキュラムをすべて修了すると転職活動になります。人事のプロ(CAさん)がついてくれて徹底的に転職に関する面倒をみてくれます。
ここも内容が濃厚に詰まっておりなかなか充実した内容でした。
※私は都合により途中辞退しています
テックキャンプの魅力
実際に教室に通って学習するということならではの魅力があると思っています。
- 気軽に教え合える同期や仲間ができる
- 挫折しにくい環境
- 分からなかったらすぐに聞けるメンターがつく
- 話せて良かった人にたくさんの出会えた
- 毎朝一日の学習とドリルの回答について学習仲間とフィードバックをする時間がある
学習を通して学んだことが普段の生活に生きている
- プログラムのロジック組み立て方を学び問題解決能力が上がった
- コンピューテーショナル思考が身についた
問題を把握し、コンピュータあるいは人間(またはその両方)が理解可能な形の解決方法を発見する、プロセス全体を指す
コンピュータ・サイエンス図鑑
- Macは一切使ったことがなかったがwindows並に使えるようになった
- 検索するクセがついて自走力が高まった
- 質問力が向上した
- パラシュート学習法というやり方を知った
- 会社でのシステムエラーでどこが原因が分析できる
- プログラムが軽く読めるようななるので何がしたいコードなのか何となく理解できる
テックキャンプに入る前の過去の自分に伝えたいこと
正直もう一度通えたらこうやりたいというのはたくさんあります。
やっとけば良かったリスト
事前学習はプロゲートとドットインストールでしっかりやる。
特に受講から終盤で知ったドットインストールは自分との相性が非常に良かったので最初からフル活用する。
勉強にいまいちコミットができなかったと後悔
学習して他のタスクをこなすようにすれば優先順位を考える。
学習期間内に案件受注したかった
やったことある人を探す情報を集める
情報発信に力を入れれば良かった
ブログやyoutubeなど自分のメディアを持ってアウトプットをやる。
実際にエンジニアにはなれるの?
エンジニアは専門職であり実力主義の仕事です。
人手不足なんて言われていますがエンジニアの世界も甘くはありません。
スクールでの学習についていけずに挫折する方もいますし、未経験では募集が少ないこと、採用が9割が東京という現状もあります。
プログラミング学習ブームも相まってスクール卒の方も多いですし、歳を取っているほど不利なのも他の業界と同じです。
しかし、本気で取り組む人は未経験でエンジニアになれるのは間違いありません。
エンジニアに限らずですが、私は本気で取り組めば何者にだってなれると思います。
受講しようか悩んでいる方、是非受講するのなら本気でエンジニアになるという気持ちを持って受講をして頑張って欲しいです。
まとめ
この記事は何も見ずに完全にアドリブで書いています。
それぐらい身に染み込んでいて、どの席に座って勉強してあのときあの人がこういう風に言っていたな、など今でも刻銘に思い出すことができます。
テックキャンプは大きく成長できることは間違いないと思います。
しかし、値段もそれなりにしますし時間もたくさん使います。
人それぞれお財布事情や時間の使い方があると思います。
テックキャンプでなくてもいいですが、これから何かを始めようとしている人。
後悔がないように精一杯学んで下さい。
そういう経験はきっと思い出となり人生の役に立つはずです!
最後に、教室で私とお話をしてくれたみなさん。
楽しい時間をありがとうございました!